公開:2014.04.17 10:48 | 更新: 2020.10.24 01:49
今年の3月から京葉CCのホットコーヒーが美味しくなりました。
「サードウェーブコーヒー」という新しい波がやってきています。サードウェーブの定義はそれほど明確ではないようですが、「スペシャルティコーヒー」を使って丁寧に抽出したコーヒーを指すと僕は思っています。スペシャルティコーヒーの定義は日本スペシャルティコーヒー協会のサイトによると次のとおりです。
生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること。
そして、適切な輸送と保管により、劣化のない状態で焙煎されて、欠点豆の混入が見られない焙煎豆であること。
さらに、適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されることが求められる。
この波がどこから始まったのか専門家ではないのでよくわりませんが、サンフランシスコなどアメリカ西海岸はかなり熱いことになってます。昨年、Sightglass CoffeeやBlue Bottle Coffeeなど何軒かコーヒーショップ巡りをしてきましたが、日本のThe Coffee ShopやMocha Cafeなどもコダワリの感じるコーヒーを提供しています。最近では丸山珈琲が西麻布にやってきましたし、フランスのCoutumeが青山に店を出しました。東京のコーヒーシーンもどんどん変わってきています。
抽出方法もドリップだけではなく、フレンチプレスやエスプレッソ、サイフォンなど多様です。The Coffee Shopの富ヶ谷店や丸山珈琲の西麻布店、Coutume青山店では「スチームパンク」という面白い抽出方法も楽しめます。個人的にはフレンチプレスがコーヒーの旨味が強く出るので好きですが、高温を維持して抽出できるサイフォンやスチームパンクを推す人も多いようです。
京葉CCではThe Coffee Shopからシングルオリジンの豆を仕入れています。スペシャルティコーヒーの性質上、数量がそれほど確保できないこともあって、毎月豆の種類が変わっていく予定です。抽出方法は従来通りペーパーフィルターでのドリップですが、フレンチプレスなどに比べて旨味は落ちるもののすっきりして非常に美味しいコーヒーを提供できていると思います。
スターバックスの登場以前は酸味の強いコーヒーが主流でしたが、コーヒー本来のもつ酸味というよりも酸化した酸味であったため、深煎りのスターバックスのコーヒーはすっきりとした苦味が新鮮でした。現在は酸化した酸味でもなく、コーヒーを焦がした苦味でもなく、コーヒーが持つ自然な酸味や旨味、あるいはそれらの味と調和のとれたほのかに焦がした苦味といった、バラエティ豊かな味を楽しめるだけのクオリティを持った豆(スペシャルティコーヒー)が流通しています。みなさんも是非サードウェーブコーヒーを京葉で楽しんでください。
P.S. 個人的には紅茶も大好きなので、紅茶ももっと拘って美味しいものを提供していけたら嬉しいと思っています。
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