京葉カントリー倶楽部

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    公開:2010.06.23 11:07 | 更新: 2020.10.24 02:07

    年齢制限の不思議

    日本のゴルフクラブでは入会資格を35歳以上などに制限するところがあるが、年齢で制限する理由がよくわからない。

    35歳以上にならないと入会の資格をみたさないとは具体的には何を意味するのだろう?35歳以上でも入会を認められない人もいるだろうし、35歳以下でも全く問題なくその他の条件を満たす人もいるだろう。分かりやすい制限、というのが唯一のメリットであるように見える。

    このような制度が採用されている事情を説明する一つの仮説として、アメリカのクラブの仕組みを輸入したことが考えられる。しかし、かつてはともかく、今のアメリカのクラブの多くでは、メンバーとその配偶者またはパートナーと20歳以下の家族は会員とほぼ同等の扱いを受ける。また、21歳から30歳〜35歳まではジュニアメンバーという資格(入会金や年会費が安い)を設定しているところが多い。その上で会員資格を30歳〜35歳以上に制限しているのである。つまり、子供から大人までライフステージに合わせた資格が用意されているのである。

    家族会員の他に、非在住者メンバーないし国際メンバーという資格を用意しているクラブも多い。これは休会制度とは違って、正会員との資格を自由に行き来できるものではないが、クラブから遠くに住んでいて来場頻度が少ない人向けの制度である。

    入会資格はそれぞれのクラブが自由に決めるべきことではあるが、年齢や国籍、性別を条件にする時にはこのようなゴルフ先進国での例を参考に、今後ゴルフが次の世代に正しく継承されていくためにもクラブ内で十分な議論がなされることを期待したい。

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